薬剤師

薬剤師が不要となる未来はくるのか?

薬剤師不要論という話を聞いたことがあるけれど、薬剤師が不要となる未来はくるのかな?

AIによって薬剤師の仕事が奪われるのかも

ITの普及やDX(デジタルトランスフォーメーション)やAIによる薬剤師不要論が高まってきています。

果たして薬剤師が不要となる未来はやってくるのでしょうか?

この記事ではそんな疑問にお答えします。

薬剤師が不要となる未来はくるのか?

結論から書くと「不要」になることはあり得ません。

薬剤師という職業はこれから先の未来、どんなにITの技術が発達しても残り続けるでしょう。

しかし、だからと言って薬剤師として働くうえで今後もずっと安泰かというとそうではありません。

安泰どころか残念ながら薬剤師にとってこれから厳しい未来が待ち受けています。

まずは薬剤師が不要とはならない理由を、

そして次に不要とはならないが、薬剤師という仕事は決して安泰ではないという理由について説明したします。

最後に今のうちに備えておくべき対処法をご紹介いたします。

薬剤師が不要とはならない理由

まずは薬剤師そのものが不要とはならない理由について解説していきます。

薬剤師が不要とはならない理由として2つ考えられます。

薬剤師が不要とはならない理由1:対人業務が無くなることはない

薬剤師には主に調剤等を行う対物業務と患者さんへの服薬指導等の対人業務がございます。

対物業務については、技術の進歩による機械化の波が押し寄せてきています。

調剤の外部委託が可能になると大手企業の参入により効率化が進み、完全に機械に置き換わる未来がやってくるでしょう。

しかし対人業務についてはどうでしょうか。

どんなにAIが進歩しても完全に置き換わるとは考えられません。

医療という特性上、AIを活用することはあっても最終チェックは必ず人が行うというルールになるはずです。

また、薬を使うのも人間です。

人に対する安心感という感情は最後まで残るでしょう。

完全に置き換わってしまうということはないと言ってもいいでしょう。

薬剤師が不要とはならない理由2:薬が無くなることはない

いくら対人業務は残り続けるといっても、薬自体が世の中から無くなってしまえば薬剤師の仕事は不要となります。

しかし逆に考えれば、世の中から薬が無くならない限り薬剤師の仕事は無くなることはありません。

では、薬が無くなるという未来はくるのでしょうか?

おそらくこないでしょう。

つまり薬剤師の需要はこれからも残り続けることになります。

薬剤師の仕事は安泰ではない

ここまで薬剤師という仕事が無くなることはない、つまり不要になることはないというお話をしました。

では薬剤師はこれから先も安泰なのでしょうか。

残念ながらそうとは言えません。

むしろ安泰どころか薬剤師にとってこれから厳しい未来が待ち受けています。

その理由を解説していきます。

薬剤師の仕事は安泰ではない理由1:人数が減らされる

薬剤師の仕事自体は確実に残り続けます。

しかし仕事の「量」に着目して考えるとどうでしょう?

前述した通り、対物業務のほとんどがこれから機械に置き換わっていくでしょう。

IT技術の進歩やAIによって対人業務はより効率的になるでしょう。

対物業務が無くなり、対人業務は効率的になる。

つまり、薬剤師が必要とされる仕事の量が減ってしまうのです。

仕事の量が減ればどうなるでしょう?

必然的に薬剤師の数自体を減らすことになります。

薬剤師の仕事は安泰ではない理由2:給与が減らされる

薬剤師の数が減るというお話をしました。

では、薬剤師の数が減ると給与はどうなるでしょうか。

薬剤師の求人が減ると仕事に就くことのできない薬剤師余りが発生します。

買い手市場の状態になってしまうのです。

買い手市場になると雇う側は安い給与で求人を出しても応募がくるという状況になります。

これが連鎖して薬剤師の平均給与はどんどんと下がっていくことでしょう。

対処法はとにかくスキルを身につけること

薬剤師の仕事が無くなることはないが、人数が減らされ、給与が減らされることになるだろうと記載しました。

この状況をただ黙って受け身になって憂うのか、

今のうちから備えて対処するのか。

あなたはどちらを選ぶでしょうか?

もちろん後者ですよね。

今のうちに備えてしっかり対処していきましょう。

対処法は一つです。

薬剤師以外のスキルをとにかく身につけてください。

薬剤師そのものの需要が減るとなると、市場を変えるしかありません。

・プログラミングやWebデザインなどのITスキル
・英語などの外国語
・その他趣味を活かしたスキル

これらのようなスキルを習得し

薬剤師×習得したスキル

を武器に他者と差別化を図るのです。

例えば薬剤師×プログラマーはとても希少性の高い武器となります。

プログラマーそのものが枯渇している中で、さらに薬剤師という武器をもっているような人は市場にほとんどいません。

このように薬剤師をやりながらプログラミングで稼ぐことも可能となるのです。

まとめ

薬剤師という仕事そのもが無くなることはありません。

しかし薬剤師の需要自体は減少していくことでしょう。

薬剤師の数は減らされ、給与も減ります。

大事なのはただ悲観するだけではなく、備えることです。

薬剤師以外のスキルを習得し、あたなの市場価値を高めてください。

薬剤師×習得したスキル

という武器を使うことができれば、あなたは間違いなく希少性の高い人材になることができます。