調剤の外部委託化が進んでいます。
調剤専門の薬局(工場と言ってもいいかもしれません)が誕生し、調剤業務は一極集中して効率化を図り、薬剤師の負担軽減となります。
負担が軽減することは薬剤師にとって喜ばしいことかもしれません。
しかし、負担が軽減されればそれだけ薬剤師の数は今ほど必要ではなくなります。
薬剤師の必要数が減るということは薬剤師の需要が減ることです。
調剤の外部委託が可能になれば、薬剤師の需要は激減します。
需要が減れば求人数も減り給与も下がります。
残念ですが、調剤外部委託の流れは薬剤師にとって暗い未来となってしまうのです。
調剤の外部委託化の狙い
調剤の外部委託化にはどんな狙いがあるのでしょうか。
表向きは薬剤師の対人業務の充実化を図ること。
その一方で大手企業によるビジネスチャンスの拡大という意図も考えられます。
薬剤師の負荷軽減に伴う対人業務の充実
薬剤師にとって患者にどれだけ寄り添うことができるのかはとても重要です。
しかし調剤を中心とした対物業務の負担はとても大きいものです。
対人業務に集中したいのに対物業務の負担がネックとなっているのです。
そこで、調剤業務を外部委託することで薬剤師の対物業務の負担を減らし、対人業務の充実を図るという意図があるのです。
大手企業によるビジネスチャンスの拡大
そもそも調剤の外部委託を推し進めているのはどこかご存知でしょうか?
経団連(日本経済団体連合会)です。
経団連とは、大手企業を中心に構成された利益団体です。
このような団体が推し進めている時点で、お金のニオイがぷんぷんします。
ようは、調剤の外部委託が実現されると大きな革新となり、ビジネスチャンスの拡大が図られているのです。
企業にとっては収益を上げる大きなチャンスです。
表向きは薬剤師の対人業務の充実化を図り、患者に寄り添う環境の実現。
その一方で大手企業によるビジネスチャンスの拡大という裏テーマがあるのです。
しかしこれは決して悪いことではありません。
どの業界にもこのような革新は起きますし、革新が起きた業界はより活性化されますので患者にとってより便利な世界が実現できることになります。
調剤の外部委託により薬剤師の需要は激減する
調剤の外部委託が実現されたら薬剤師はどうなるのでしょうか?
間違いなく需要は減少します。
調剤業務から解放された薬剤師は業務量が減少します。
業務量が減ると今ほど薬剤師の人数は必要ではなくなるのです。
調剤業務は一極集中
調剤業務の外部委託化により、調剤メインの薬局(工場と言ってもいいかもしれません)に一極集中することになります。
薬剤師は調剤の対物業務から解放され、対人業務に集中することができます。
業務負担が減るので良いことのように聞こえますが、単純に仕事量が減ることになります。
仕事量が減れば、必然的に必要とする薬剤師の人数は今ほどいらなくなります。
薬剤師の数を減らす方向へと進むのです。
薬剤師の求人数は減る
薬剤師の数は今ほど必要ではなくなりますので、必然的に求人数は減ります。
薬剤師の求人数よりも応募数の方が多くなり、いわゆる買い手市場の状態となります。
職に就けない薬剤師が増えてしまうのです。
薬剤師の給与水準は下がる
買い手市場の状態となると、給与水準は下がってしまいます。
安い給料での求人でも応募がくるからです。
経営者にとって人件費は少しでも抑えたいところ。
安定した職業のイメージのある薬剤師ですが、これからは求人数が減り、給与水準も下がってしまうのです。
賛否はあれど、調剤の外部委託化は進んでいく。
調剤メインの薬局(もはや工場)に調剤の一極集中が実現して、保険薬剤師の対物業務の負担は軽減。
そうなると、必然的に薬剤師の数は今ほど必要がなくなり求人は減る。
今のうちにITスキルを習得して薬剤師以外の武器を身につけましょう。
— あき|薬剤師のITスキル向上 (@akiakiakibiz) February 16, 2022
対策はITスキルを身につけること
調剤の外部委託化が実現すると、薬剤師にとって残念ながら暗い未来が訪れることになります。
求人数が減り、職に就くことができない薬剤師が増えるいわゆる薬剤師余りとなってしまいます。
求人数が減れば給与水準も下がります。
これまでより薬剤師としての収入が減ってしまうのです。
あなたの職や収入を守るためにも、薬剤師以外のスキルを身につける必要があります。
今まで通り、薬剤師の資格という武器だけではいけないのです。
オススメのスキルはITです。
ITスキルを身につけることであなたの市場価値を高めることができます。
薬剤師の資格を活かしながらITスキルを掛け合わせて稼ぐこともできますし、
ITスキル一本で稼ぐことも可能です。
こちらの記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
